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20210622 転活中間記録 [仕事の話]


はい、毎週更新は無理でした。(笑)

今日は誠に残念ながら転活応募第一陣の全滅が確定したので、
ここまでの活動で感じたことを一旦振り返ろうかと思います。暗い。(笑)

自分の思考を言語化するためのメモなので、つらつら取りとめもなく書きます。


今回の転活は、教育業界で自分の信念と経験にあった会社・職種があるか探すことが最大の目標です。

新卒当時は「教育業界なんてみんなブラックでレガシー!!!」と思っていましたが、直近Wantedlyなんかで探すと、そうでもない会社もちらほらとあり、また、コロナとGIGAスクール構想の後押しもあって、「お、いいじゃん」と思う事業を行っている会社もいくつか見受けられました。これは凄くよかった。大学時代2016年はまだそうしたサービスはほんとに萌芽の段階で、数える段階しかなく、大きく育ってもいませんでした。
大学時代に自分が参画したスタートアップもあって、そこはサービスとしては今もよくやっていると思いますが、当時は内部の組織問題(単純に仲が悪いw)を抱えていたりして、希望を折られてしまっていたので、健全な形で大きくなっている感じの会社がそこそこの数観測できたことは、良かったと思います。

今回の転職を志す自分の原体験は、完全に大学時代~フリーターまでの講師経験です。
当時から今まで、度々抱き続けている、学校教育への「センスねぇな」というイラつきを、edtechという新しめの力でぶっ壊したいのと、自分の講師経験が、直接役に立つことはなくても、何らかの形で役に立つなら、今こそ教育というものにもう一度全身で向き合っていきたいというのが大きな理由です。

幸い、上に書いたように、「いいじゃん」と思うサービス・プロダクトを提供している会社もあり、自分がやれそうなイメージが持てるポジションの職種も少しはあったので、応募しましたが、大体は書類・本命は2次面接までいって落ちたので、そこに至るところをざっくり振り返ろうかと思います。


0.そもそも応募を見送った会社

その前に番外編。エージェントからの紹介を受けたけど、応募を見送った会社について。
理由は大きく2つ。

①事業内容と仕事内容が自分の興味関心に刺さらない(=ここのこだわりがめちゃくちゃ強い)
今回はどういう事業内容を会社で行っているかにかなり強く注目しており、
・自分の直感的印象として、それがイケてるのか
・自分がそのサービス内容について結構鮮明なイメージを持てるのか=講師経験に照らして理解できるものか
あたりはかなり意識してます。今回はバックオフィスじゃなくて、事業に関わるポジションを考えているというのもありますが、それ以上に、この会社を応援することで教育や学習が良くなるのかという意識もあります。ちゃちな学習経験を積ませるようなサービスには手を貸したくない(笑)

もう一つ、昨今出ているedtech系のサービスもいろんな軸で分類ができるのですが、特に今回自分が見出していた軸として、
・サービス対象(小中高)
・対象とするスキル(基礎学力⇔思考判断表現などの21世紀型スキル、社会で生きる力的なもの)
・提供先(学校などの公的教育機関 vs 塾予備校などの民間)

あたりがあります。自分の場合は、
・小学生は経験が少ないのと、あまりここに対する支援の必要性を肌で感じてない(特に中受系の話については、基本的に高学力層が相手であることも一因)。
・自分が教えていたのは基礎学力なので、こっちに重心を置いてる方が好きだしやりやすい

・提供先はどちらでも考え方としては問題ない(学校も塾予備校も、非効率な点は見てきてるので、それをぶち壊したいのは一緒)。ただし、GIGAスクール構想を見る限り、学校はハード面の整備の時点で問題を抱えている部分も多く、その時点で今後難航しそうなイメージ。様々な支援サービスが広く出回るようになるには時間がかかりそうなのと、特に協同学習ツールにおいて似たようなサービスがかなり多くて、混在している印象。

といった感じ。

あと、講師や教室長など、現場で働く職種に対しても第一陣では弾きました。
ブラックな教育を変えたいのに、自分がブラックに飛び込んで染まってしまったら変えられないと思ったからです。あくまで外部の立ち位置から働きかけていきたいと思ってました。それに、自分が指導している生徒は何かしら自分の力で変えられたとしても、それってめちゃくちゃ狭い範囲なので、できれば全国的に影響力を出せるようなサービスに携わる形にしたいなとも。

また、講師については「講師とか教師って今後基本的に要らなくなるんじゃない?」とぼんやり思ってます。これは個別だろうが、集団だろうが同じですが、中学生以上の集団講師はほんとに要らなくなると思っています。各所の話を聞くと、小学生はリアルを好むという話もあるっぽいので、小学生についてはいったん留保ですが、小学生で塾に行くのは基本的には中受が大半で、一般的には十分な学力を兼ね備えた彼らに、現場から離れて時間が経つ僕ができること・したいと思う事はほぼないかなと勝手に思ってます。

講師が要らなくなるというか、ティーチャー→コーチへの変化が全国的に起きて、ガチのティーチャーは映像で提供されるほんとに一握りのエキスパートだけになると思ってます。ティーチングは映像授業でカリスマ講師の授業を見て、そこからの演習のサポートはコーチが行う。コーチは今の大学生のバイトとかが中心でいいんじゃないかなぁと。直近の教育経験を積んでいる大学生は、それなりの強さを持っていると今では特に思います。単に若い、という話以上に、最新の教育に求められる要素に近いというのが評価ポイントです。

そんなわけで、edtech系のプロダクトを提供している会社に絞られていく構図はこの時点で振り返っても、結構明確だったなぁと思います。

②依然として会社の体質が古臭くて、ブラックそうな会社

これはまあ社歴が長い会社について特に顕著でした。
社員の口コミもかなり累積してたり、面接に至るやり取りですごく違和感があったりすることが起きたりと、どこかで引っかかりが必ずあったんですが、これは大学時代に教育業界に行かなかった理由そのものなので、これこそ願い下げという感じです。


1.応募したけど書類の段階でダメだったところ

これはエージェント経由で応募したところがそうで、基本的な敗因は
①各社に個別作成した職務経歴書ではなかったところ=工夫したらワンチャンあったかもしれないところ
②応募先がファクトベースで特定の業務経歴を求めており、物理的にどうしようもなかったところ
に分けられますが、数としては②が少し多かったので、やはり構造的な難しさについて振り返って書いておきます。①も基本的に②を克服するための工夫なので。

まず、募集職種については自分としてはカスタマーサクセスに中々関心が持てたのと、実際に自分の経験が生かせそうなのもそれしかなさそうという事で、それが数件と、あとはその会社に特有の案件が数件という感じでした。
ただ、どれも法人営業経験やディレクション経験が必須要件にあったりして、自分の工夫として、それに類すると言えそうなエピソードをきちんと書いて送っても、「それそのものの経験」を求めているという回答で切られるといった感じでした。これはもう中身ではなく、経歴のファクトチェックの段階なので、中身も読まれてないかもしれないですw

ここは経理からのキャリアチェンジなので当たり前に難しいところな上に、どうしてもスタートアップでは即戦力が必要だという事が大きいなぁと思ってます。自分の興味の持てる領域はスタートアップが多くて、まだ創業10年もしてない所も多く、それでいてコロナの後押しでedtech市場は激動の急成長中といった感じなので、想像には難くないです。もちろん自分としても即戦力として動けるようなイメージを持たせるように考えてましたし、そういう自信も実感として持ってましたが、越えられなかった点ですね。

2.面接まで行ったけどダメだったところ(人生語らせる系の面接についての振り返り)

そんな中、本命といえる会社の方は一次面接を通りました。1次通るまでにかなり真剣に、会社の組織体制や競合製品、業界の状況など調べこんだので、そうした準備が結構役に立ったなぁと思う内容で、1次面接はかなり有意義な時間でした。面接直後の感触としてもまあまあ悪くなかったですし。

ただ落ちてしまった2次が問題で、自分の人生を振り返って原点を探らせる感じの形式でした。
自分がその時そう考えたのはなぜなのか、それをひたすら繰り返していくことは、因果関係が時間的前後関係を伴うので、必然的に自分の人生を逆行していくことになります。
自分の人生のターニングポイントは14歳のころになりますが、当時の出来事は自分が話す分にはもう抵抗はないものの、それなりに暗く、また暗いゆえにインパクトのある話題なので、特に深く考えずに話してしまったことで、今の自分を形成しているものの大半がそのエピソードだと誤認させてしまったかもしれないと思ってます。本当はそうではなく、結局のところその後の高校~大学にかけての方が今の自分を形作ってるものが多いと自分としては感じているのですが、それを誤解され、ネガティブなエピソードの原動力だけで頑張っていると思われたら、それは危険分子と思われかねないなと。

で、エージェントにそういった振り返りをしたところ、どうやらこういうタイプの面接はちらほらあるみたいです。代表面接ではよくあるパターンなのかも。

自分としては、そんな昔の話をしても意味はないんじゃないかなぁと思ってます。きっとこれからもそう思い続けます。ルーツはルーツ、あくまで原点でしかなくて、それがすべてではないです。むしろそこからの時間の厚みこそが、今の自分を形作るもの。今の自分のスキルやノウハウ、やり抜く力は、その後に培ったものです。そしてそれはとても複雑な過程で、1時間の面接の中で誤解なく伝えることはどれだけ伝え方がうまくても、限界があると感じてます。
たとえ敏腕で名うてで、すごいコーチングスキルの経営者だったとしても、所詮はただの人間で、ただのおっさんです。(笑)そして、そんな初対面の相手に、自分のすべてをさらけ出していくことに対して、心のどこかで若干の抵抗感があることも今回自覚しました。話すこと自体がNGではないですが、関係性をある程度きちんと構築できたと感じるしかるべき時期に話すべきだと感じる程度には。

なので、今後こう言うルーツを問う形の面接では、「核心部分に触れる前に一度待ったをかけて、相手の覚悟を確認するのと、誤解しないよう相手にくぎを刺す」というルールを追加することにしました。それが理由で落ちるなら仕方ないです。それで落ちて無一文になって餓死するとしても、なるべく自分の哲学を重視したいと思う程度には大事にしたいです。ネガティブなエピソードを聞く覚悟もないくせにそういう面接スタイルを取るなら、それは失礼で愚かな奴だと思うし、それをもって自分を理解した気になるやつも傲慢だなと思います。
まあ、最初にこのタイプの面接を受けたときには、自分以上に自分を理解されて丸裸にされたと思わされる経験もありますが、1つ言えるのはこのタイプの面接、俺は好きじゃないんだなぁという事ですね。どういう形であれ、楽しかったとか、いい時間だったとか、そういうポジティブな感情は持てなかったので、なるべく出会わないことを祈り、出会った場合は毅然とした態度で相手のなぜなぜ攻撃を一旦ストップしたいと思います。それが理由で全落ちしたとしても、そこは譲りたくないなぁと。

何でもかんでもありのまま話せばよいってわけでは無いかもしれないと、今回の件で感じました。話すにしても、言葉の慎重な選択や一部だけ伝えるといった「編集」が必要かもしれないし、相手と自分の利益や関係性を踏まえて、話すべきではないと思えば、話さないという選択をすることも必要で、その判断も含めてコミュニケーション能力ではないのかなと思います。

転活成功者からは笑われそうですが、やはりそういう人達とはその点で相容れないんだなと思います。その他の点では見習いたいなと思いますが。

今後もまだ引き続き教育系の求人で探していきますが、今回の本命にかけるモチベーションがかなり高いと自覚しており、あれほどドンピシャの案件はもうないかなぁと漠然と感じてます。ちょっと燃え尽きてる部分もあるかもしれませんがw

ただ、今回の転活は意思決定のための儀式みたいなところもあり、過程としてとにかく最後までやりきって、自分を納得させることも大事です。前職在職時から、この転活が上手くいかない可能性もそれなりの蓋然性で想定しており、自分の中の意思決定過程としても、また外部に対してこの3ヵ月の行動を説明するストーリーとしても、この検討を最後まで丁寧にやりきることは意味があります。

直感的には経理のキャリアとして進む未来が少し強くなりましたが、ひとまず今週はまだ調べるもの・検討するものが残っているので、それはちゃんとやっていきます。

ではでは




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