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20210423 前職振り返り:業務の本質についての自分の考え [仕事の話]

はい。気づけば今週も終わり、前職の最終出勤が3/26なので28日経ちました。

実質1ヵ月です。

忘れないうちにこのネタを書いておこうと思います。

とはいえ、仕事の話は折に触れてここで書いているので、
大して中身があるわけではないかなと思いますが、改めて総括して、これで終わりにします(笑)

前職お前何やってたのってとこから書くと、

ガチの創業期から業績が黒字に安定してきた上場準備期のベンチャー企業で経理として、
毎月の請求・経費支払処理、月次決算・四半期決算・年次決算、開示資料作成、税務全般、稟議の審査などの内部統制周りの運用サポート、内部監査(2018年と2019年のみ)、給与計算チェック(最後3ヵ月だけ)、株主総会事務局(最後の最後)あたりをやりました。

まあ特に決算が中心で、そこに直接つながる部分も一緒に担当していたって感じです。
仕訳の入力はスタッフがやっている部分もありましたが、チェック含めて月次決算から四半期までほぼ1人で実作業をしていた時期もあるので、まあまあ胸を張ってやったと言えます。

さて、タイトルにも書きましたが、少なくとも前職の自分のポジ、ひいてはもしかしたらもうちょっと一般化できる範囲において、
「結局、業務の本質は何だったのか?」=「経理とは何をする仕事だったのか?」
ということについて、多分年明けくらいには自分の考えができてきていたところでした。

表面的には経理は、「決算を組んで、財務諸表を作成すること&税務申告を完了すること」が中核の仕事と言っていいと思ってます。もうここが間違ってたらすいませんって感じですが、少なくとも自分の使命としては決算をやりきる(=年度決算を完了して、税務申告して、会社法と金商法の監査法人の審査をやりきる)ことだったと認識してます。

でも、前々職で会計事務所だった身からすると、仕訳入力~決算確定~税務申告とかって、元になる資料さえ揃っていれば、理論上は全部外部に委託してもできちゃうんですよね。監査法人の審査も、ある程度の規模だったり上場するなら多くの法人がやることですが、やんない会社だってあります。

そこが全部自動化or外部委託されたと考えたときに、
残ったものは「仕訳の元となるデータを正しく確定させるための、社内における諸々の調整・確認」でした。
こればっかりは会計事務所時代でも、クライアントの経理担当(創業者の奥さんとか)が誰かしらはいて、仕訳になる前の伝票とか、給与明細とか、銀行の通帳とか、そういうものを用意してもらっていたので、そういった情報を正しい状態で用意してくれました。(まあ、間違っていて折り返すとかはありますが)
で、こういう情報は基本的に会社の中で閉じたやり取りとして、合ってるか確認するしかないわけで、会社の中にいる人間しかできないんだと思います。

「経理って何する仕事?」と聞かれたら、
今の自分なら「財務諸表を作るために、お金に関する社内の情報を整理・確認する人」と答えます。「財務諸表を作る仕事」ではないなというのが一歩進んだところであり、入社当時は完全に「請求やって、月次決算やって、四半期やって、年次決算最後にやるのが仕事」だと答えていたはずで、Excelや会計ソフトをポチポチたたく方が本当の意味でのメインだと思っていたと思います。まあ作業時間的にはそのExcelや会計ソフトが大半なのですが、自分のポジションにしかできない所・やるしかない所であり、一番頭を使わないといけないのは、もっと時間的に前の時点の、日々の業務で生じる原始資料をいかに整えるか、という事だと今なら言えます。そのために稟議を確認するし、請求のエビデンスを整えさせるし、立替経費の領収書について文句を言うし、預金からの振込手続きをミスらないように確認するし、といった事が出てきます。前職で言えば、こういったやり取りには特に内部統制や税務なんかを考慮することが求められます。「監査法人がなんか言ってくるかも」、という場面では彼らとの折衝を含めて調整といって差し支えない気がします。実際の交渉は上司がやってくれましたが、実務手続き上の調整を僕が監査担当者とやることもありましたので、やはり監査法人というのは経理にとっては特別重要な業務上の関わり合いになると言わざるを得ません。


前職では、そもそも会社の金が動くときには、稟議や申請が何かしらないと基本的におかしいので、それらも毎日モニタリングして、怪しい申請や不備のある記載については逐一Slackで確認を入れていました。金が動いた後で確認するのでは遅く、動く前に確認しないと未然にミスを防ぐことはできませんので、日々、事前の確認・イレギュラー対応の事前相談・調整などをしていました。特に請求・月次決算のタイミングでは費用の1つ1つにて確認を行い、新規の取引や、毎月定常的な取引でも金額に大きな動きがある場合などには担当者に都度確認を取って、背景を把握しておき、上司から説明を求められたときに即座に打ち返せるようにしておきました。

全部署で何かしら1円でも金を動かす各担当者に対して、彼らの眼中にはない内部統制・税務・監査法人などの諸事情を勘案しながら苦心して文章を練り、やり取りをし続けることは、譲れないところをNoと言い張る番人(コーポレートは全員番人でないとダメです)としての覚悟と、時に柔軟な対応で事業を促進させていく姿勢の両方が求められるんですが、事業部門内部にいる人に比べると、沢山の人と会話できるみたいです。各事業部内部にいる人は、基本的に自部門の数人とやり取りをする時間が大半のようでしたが、毎日いろんな人に連絡をするので、そういう意味では「今日もこの人達か」的な飽きはなかったです(笑)

こんなかんじですかね、ちょっと怪しいですが、自分の思うことは書いたつもりです。
え、ちげぇよ!みたいな意見や指摘は歓迎します。こういう話は幾らしても、し足りない(前提や状況が少し違うだけで変わるし、そこに自分の誤解が入ってきたりして基本的にカオス)と思うので(笑)

ではでは
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